NUEC JAPAN KART CHAMPIONS
■イベント概要
世界で通用するドライバーの発掘・育成のためにレースフォーマット・レギュレーションのグローバル化をテーマに本大会は企画されました。
エンジン・タイヤ・エンジンオイルの指定化に加え、昨今のレースシーンでは必須になった、データロガーシステムの統一化を行い参加者全員の走行記録を開示することで、参加者全員でレベルアップを果たす事で世界に通用するドライバーになるためのきっかけになるはずです。
章典としてイタリアを中心に開催されている、レーシングカートレースシリーズの WSK への出場を設定しました。レーシングカートレースシリーズの WSK とは、ヨーロッパ、アジア、アメリカと世界各国からドライバーがエントリーするレースです。
近年、F1 で輝きを見せるドライバー達の多くはこのレースシリーズを戦い、カートからフォーミュラカーレースへステップアップを果たしていきました。
クラス構成は
・9 歳から 12 歳までを対象としたMINI クラス
・12 歳から 14 歳までが対象の OK-Junior クラス
・14 歳から参加が出来る OK クラス
・変速機付きエンジンを搭載する、KZ クラスの4クラスで構成されています。
エントリー台数は時には 400 台に迫り、決勝レースへ出走できるのは各クラス 34 台まで、予選落ちドライバーが各クラス 100 名に迫る事もある、とても緊張感のある、ハイレベルなレースです。
日本人カートドライバーでこの舞台に挑んだ日本人選手は金丸悠、ただ一人だけです。
2011 年に優勝し、翌年にはヨーロッパを舞台にするフォーミュラカーレースへステップアップしています。
本大会は、3 大会9レースというフォーマットで開催されます。
今日現在、日本国内のカートレースで多く採用されているフォーマットは、
・公式練習→タイムトライアル→予選ヒート→決勝レース:計 4 ヒート
本大会で運用されるフォーマットは
・公式練習→タイムトライアル→予選ヒート1→決勝レース1
・予選ヒート2→決勝レース2→スーパーファイナル:計 7 ヒート
と、通常のレースの倍近いヒート数ですが、使用できるタイヤは 1 セットのみとなります。
1セットのみで倍近いヒートをこなす必要があります。
まさに強くて、速くて、賢いドライバーである必要性が求められます。
チャンピオンに輝いたドライバーには、WSK の出場がプレゼントされます。
出場に際して発生するコストは大会事務局がサポートし、更に参加者は WSK に参戦するために所属す
るチームの選択する権利も有します。
自分で勝ち取った権利を最大限活用し、最高の環境で世界最高レベルのレースへ参加することが出来るのが、この NUTEC JAPAN KART CHAMPiONS です。